さとう動物病院
長野県千曲市
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ヘビの咬傷による顔面腫大
 患者さんは6歳の雄猫です。顔面が腫大しているとのことで受診されました。前日の夜9時頃に外に出て、20分ほどして戻ってきてましたが、その直後から顔面が腫れ始めたとのことです。頭部に2カ所、咬み傷のような跡があったことから、ヘビの咬傷による顔面の腫大と考えられました。翌日の朝9時に受診されましたので、写真はヘビに咬まれて12時間後の臨床症状です。抗炎症剤と抗生物質を投与したところ、3日後には腫れは治まり回復しました。ヘビに咬まれた犬の症例はこれまで何例か見てきましたが、猫は今回が初めてです。

写真上:顔面と下顎が著しく腫大しています。
写真下:頭部に、ハの字型にヘビによるものと考えられる咬傷が2カ所見られます。
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