さとう動物病院
  長野県 千曲市
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ネコハジラミ症
 患者さんは3歳ぐらいの雄猫です。最近まで野良猫でしたが、人懐っこいので飼い始めたところ、皮膚に虫が湧いてきたとのことで受診されました。皮膚の検査でネコハジラミが多数検出され、ネコハジラミ症と診断しました。直ちにハジラミにも効果があるノミ駆除剤の「フロントライン プラス」を塗布しました。
 猫の皮膚から検出されたネコハジラミの成虫。左写真の腹部には、2個の大きな卵が認められます(矢印)。
 左の写真は子猫の症例です。背中の皮膚に白い粉をまぶしたように、ハジラミの虫卵が付着していました。卵の付着した毛を顕微鏡で検査すると、孵化直前のハジラミの幼虫がたくさん認められました。
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