さとう動物病院
  長野県 千曲市
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ハムスターの頬袋脱 その2
 患者さんは7カ月齢のジャンガリアン・ハムスターです。雄で体重は55.6g。口から何かが出ているので心配になり受診されました。ハムスターにはフードを貯め込む頬袋がありますが、左側の頬袋が反転脱出している典型的な頬袋脱(ほほぶくろだつ)です。ハムちゃんは脱出してしまった頬袋を何とか取ろうとして盛んに手を動かし、とても深刻な状態でした(写真上)。放置すればフードが食べられず衰弱し、あるいは咬み切って大出血を起こすかもしれません。
 吸入麻酔をかけ、今回は新たに導入した超音波メスを使用して頬袋を摘出しました(写真左下)。出血はまったく見られず、麻酔も短時間ですみました。目が覚めたハムちゃんは、速やかにフードを食べられるようになり、元気に遊び始めました(写真右下)。
 手術後、何事もなかったかのように、フードを食べたり、元気に遊び始めました。
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