さとう動物病院
 長野県千曲市
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佐藤動物病院
パピヨンの前腕骨骨折
種類 犬、パピヨン
性別
年齢と体重 6カ月齢、3.7kg
症状
ソファーにぶつかり骨折したとのことで受診されました。レントゲンの結果、右前肢前腕の橈骨と尺骨が手根骨側で単純骨折していました。
処置
全身麻酔を施し、プラスチックのクイックスプリントとアルミ入りサムスプリントを用いて、外固定を実施しました。
経過
術後1週間ほど入院し、ケージレストで管理しました。退院後は運動の制限を指示し、経過を見るために術後10日目、23日目、29日目に来院、レントゲンで骨折部の状態を観察しました。29日目の写真で骨折部の完全な癒合を認めたため、外固定を外しました。外固定を外して1週間ほどはケンケンして歩く状態でしたが、その後は見違えるようにリハビリが進み、10日後には完全に回復しました。
術前の骨折像
橈骨と尺骨が手根骨側で骨折している
整復直後の骨折部位
整復10日後の骨折部位
骨折部周囲に肉芽組織の形成が認められ、骨折部の癒合がかなり進んでいる。
(経過観察には、最小のエックス線照射量で撮影しているため、像があらくなっています)
整復29日後の骨折部位
肉芽組織は吸収され、骨折部位はかなり太くなり完全に癒合している
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