さとう動物病院
   長野県 千曲市
 TEL(026)272-6003
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子犬の胃内異物
 患者さんは2カ月3週齢のトイプードル(雄)です。ちょっとした拍子に、画鋲と湿布を食べてしまったとのことで来院されました。レントゲン検査で、胃の幽門部に画鋲の針の部分がくっきりと見えました(写真の矢印)。湿布と思われるものも、胃体部に確認されました(写真の赤丸内)。体重はわずか1.6kgの子で、画鋲の針は長さが1cmもあるため、だっこすれば胃に刺さってしまいそうなほどでした。直ちに全身麻酔を施し、胃切開により画鋲と湿布を摘出しました(写真下)。術後の経過は良好で、3日後にとても元気に退院しました。この時期のワンちゃんは何でも食べたがるので、とくに注意が必要です。
←摘出した画鋲と湿布。どちらも1.6kgの子犬にとって、自然排泄を期待するのは困難です。
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