さとう動物病院
 長野県千曲市
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種類 犬、ポメラニアン
性別
年齢と体重 1歳2カ月、 1.76kg
症状と経過 出産予定日の前日に、妊娠鑑定のため受診、レントゲンで1匹の胎児を確認しました。翌朝の5時に、胎膜がでて分娩が始まったとの電話連絡がありました。1時間ぐらいようすを見ることにしましたが、分娩が進まないとのことで6時半に来院されました。体重が少ないため、充分に筋肉が発達していないこともあり、9時にオキシトシンを注射しても娩出できず、母体の衰弱を考慮し10時に帝王切開を決断しました。1時間弱で手術を終了、83gの男の子を無事取り出すことができました。生まれた子はとても元気で、母乳もすぐに飲み始めました。翌日退院し、術後の経過は良好です。
手術直後の母犬と子犬。母犬は手術の疲れからか、とてもよく眠り、そのことが術後の回復にいい結果をもたらしました。生まれたばかりの赤ちゃんは、一匹で全部のオッパイを独占しながら、しっかりと初乳を飲みました。初乳にはお母さんからの免疫(移行抗体)がたっぷり含まれているので、どんな薬よりも病気の予防には効果があります。
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